2007年01月30日

【2007年4冊目】日本語の乱れ

2007年4冊目は「日本語の乱れ」。教育学部国語学科卒の肩書きを持つ庶民派作家、清水義範が繰り出す言葉をテーマにした12編です。

小学生に比喩を教える教師、音声入力、題名に悩む作家などが本書のシチュエーションですが、たま~にハマるツボがたまりません。要するに、笑える小説ということです。あまりメジャーじゃないのが残念ですが、知らない人のために簡単に解説すると、清水義範とは基本的にどうしようもなく笑える小説を書く作家です。

真面目に書いてるのか、半分冗談で書いてるのか、はたまた本気で冗談で書いてるのかが分からないのが書風です(笑)。いろいろ書きたいことはあるのですが、今日はとりあえずこの短編集を強くオススメするに留めることとします。一回ハマったら、抜けられません!

今日の1フレーズはこちら。

(p296)
「清水義範が提示する日本語は、昨今の日本語ブームの担い手たちが提唱している『正しく』『美しい』『声に出して読みたくなるような』日本語の対極に位置している」

解説からの引用ですが、そうなのです。これは日本語ブームに対するアンチテーゼなのです。別の作品でも彼が言っていた記憶がありますが、この作品のメッセージは「言葉は生きている」ということになるんだと思います。

日本語の乱れ

日本語の乱れ 清水義範





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プロフィール
うさばらし
うさばらし
東京在住。沖縄移住を画策中。泡盛、ソーキそば、ゴーヤ、タコライスを愛するなりかけ経営プロフェッショナル。
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